社労士ってこんな資格です

こんにちは!社労士受験コンサルタントの大沢治子です。
今、あなたがこのページを見ているということは、多少なりとも「社会保険労務士」に関心を持っているはず。

正解ですよ!「社会保険労務士」は今とても注目の資格なんです。
その理由は・・・?早速、この資格の魅力を解剖したいと思います。

社労士資格7つの魅力

一生使える資格です

一度取得すれば、更新の必要はありません。もちろん、知識は更新していかないとダメですよ。

世の中が見える、実生活で役立つ

年金問題ってどうなっているの?雇用環境はどう変化しているの?こんな時はどんな保険の適用があるの?
知らないと損してしまうことは多いものです。自分のためになる勉強…面白くないはずがありません!
自分のため、家族のため勉強をはじめた人も多いのです。

仕事をしながら、短期間で取得可能!

社労士試験は範囲も広く、決して簡単な試験ではありません。
でも、仕事をしながら短期間で合格が狙える試験です。現に私は6ヶ月の受験勉強で合格しました。

逆に、何年も勉強すれば受かるというものでもないのです。法律の改正も多いので、昨年覚えたものが受験においては邪魔になってしまうこともあります。

試験の特徴を知り、適切に勉強すれば大丈夫!ぜひとも短期間で合格を狙ってください。

経営の要素、「人」に関わるスペシャリスト

企業経営は「人・モノ・金・情報」の4つの要素で成り立っています。社労士はその中でも「人」に関わる仕事です!人を1人でも雇えば、労務管理の問題というのは出てきます。

どんな業種の会社であっても、優秀な人材の確保、適正な人員配置、人材育成、従業員のモチベーションアップは非常に重要な課題ですよね。「人」は企業にとって財産であり、また、相手が「人」であるために様々な問題を抱えているのです。

経営者は孤独だとよく言われますが、経営者の相談相手となる、「人」の問題に関する専門家…それが社労士なのです。

安定的収入が得られる、社労士の独占業務

社労士の業務は大きく3つに分けられます。

  1. 行政機関への提出書類の作成、手続き代行、事務代理
  2. 事業所に備え付けが義務付けられている帳簿書類を作成
  3. 企業の人事・労務管理や、企業・自営業者・個人の年金問題等に関するコンサルティング

1と2は社労士として登録していないとできない、独占業務です(1号業務、2号業務)。

3は独占業務ではありませんが、人事制度や賃金体系、退職金等のコンサルティングは就業規則の見直しも併せて出来るのは社労士の強みです(3号業務)。

毎月の給与計算や、顧問として相談業務、入退者の手続きを行うのは安定的な収入の確保につながります。

独立開業だけが道ではない!

社労士として独立開業…も当然素晴らしいですが、活躍の場はそれだけではありません。勤務社労士として、企業等の組織の中で専門知識を活かしている方も多くいます。

労務管理に関わる法律を扱う国家資格を持ったあなたは、信頼度がアップするはず。人事総務部門への異動、転職にも有利にはたらきます。

活躍のフィールドがどんどん広がる、期待の資格

最近は年金問題で社労士にスポットが当たっていることを感じている方も多いと思います。
年金はどのくらいもらえるのか?どう手続きしたらいいのか?国民の不安はかつてないほど高まっており、個人レベルでの相談や代行も今後は広がっていくと考えられます。

相次ぐ改正等により年金制度はとても複雑化しているのですが、社労士はそれらを熟知していますから加入期間も状況もそれぞれである1人1人の相談に載ることが可能なのです。国の保険の専門家であるというのも社労士の強みなんですね。

また、平成19年4月より、特定社労士があっせん代理をできるようになりました。
(注:特定社会保険労務士になるためには、紛争解決手続代理業務を行うために必要な学識及び実務能力に関する研修を受講し、厚生労働大臣が行う紛争手続代理業務試験に合格しなければなりません。)
紛争が起きた場合、裁判によって解決を図るのが一般的ですが、裁判には時間もお金もかかるのですよね。裁判になる前に、行政が間に入って「あっせん」という解決法をとるのが裁判外紛争解決(ADR)です。

解雇、労働条件の引き下げ、いじめやセクハラ…
労働相談の件数は年々増加しており、あっせんの申請受理件数も増加し続けています。こういった職場のトラブルを迅速に解決する、労働関係法令のプロとして期待されています。

いかがでしょうか? 社労士の資格の魅力、わかっていただけたでしょうか。では、具体的にどんな試験なのか? 実は、多くの受験生が涙をのむ「ある特徴」があるんです。
…と、その前に試験の内容を確認しましょう!

試験科目の内容

試験科目と問題数

社労士試験は、午前中に選択式8問、午後に択一式70問が出題されます。

<選択式問題>
設問ごとの文章に5つの空欄があります。20ある語群の中から選択してその空欄を埋めるという形式です。

<択一式問題>
5つの選択肢の中から1つ正解を選ぶという「五肢択一」形式です。

試験科目 選択式 択一式 科目説明
労働関係科目 労働基準法 1問 7問 労働者を保護するため、労働時間や賃金等について最低基準を定めている。
労働安全衛生法 3問 労働者の安全と衛生の確保、快適な職場環境の形成などについて定めている。
労働者災害補償保険法 2問 7問 労働者の業務災害や通勤災害に関する保険給付などについて定めている。
雇用保険法 7問 労働者が失業した場合等の保険給付について定めている。
労働保険の保険料の徴収等に関する法律 6問 労働保険料(労災・雇用)の納付と徴収関係について定めている。
労務管理その他の労働に関する一般常識 1問 5問 労働関係法令、労働経済の動向、労務管理など。
社会保険関係科目 健康保険法 1問 10問 業務外の病気・けが・死亡・出産に関し、労働者とその被扶養者への給付等を定めている。
厚生年金保険法 1問 10問 民間企業の労働者を対象にした公的年金である厚生年金保険制度について定めている。
国民年金法 1問 10問 全ての国民を対象にした、老齢・障害・死亡に対する給付等を定めている。
社会保険に関する一般常識 1問 5問 社会保険関係法令、社会保障制度など。
合計 8問 70問  

合格ライン

過去3年間の合格基準の推移を見てみましょう。

  選択式 択一式
平成19年度 総得点28点以上、かつ、各科目3点以上 総得点44点以上、かつ、各科目4点以上
平成18年度 総得点22点以上、かつ、各科目3点以上 (ただし、労働基準法及び労働安全衛生法、労働者災害補償保険法、雇用保険法、社会保険に関する一般常識、厚生年金保険法については2点以上) 総得点41点以上、かつ、各科目4点以上
平成17年度 総得点28点以上、かつ、各科目3点以上 (ただし、労働基準法及び労働安全衛生法については2点以上) 総得点43点以上、かつ、各科目4点以上

選択式で各科目3点以上、択一式で各科目4点以上という基準点が定められたうえで、選択式・択一式ともに、点数の分布により、必要な総得点数が決定されます。同様に点数の分布により、難度が高かった科目については、救済措置として基準点が下げられることがあります。

そうです。多くの受験生が涙をのむ「ある特徴」とは・・・
全科目で「基準点」をクリアしなければいけないこと。

どれか1つの科目でも基準点に満たなければ、総得点が高くても合格できないのです。
苦手科目を作らず、まんべんなく得点できるように実力をつけていくことが必要なんですね。
「苦手を作らない!」これは絶対重要です。
この特徴を肝に銘じて、科目ごとに適切に対策していけば大丈夫ですよ!

合格率

近年は出願者数が6万人前後。合格率は9%前後になっています。

社労士試験合格率

合格者の割合

合格者はどんな人たちなんでしょうか?
全国社会保険労務士会連合会試験センターが発表している、平成19年度の本試験結果を見てみましょう。

男性 63.7%
女性 36.6%

男性が6割以上を占めていますね。
年齢は…

社労士試験 合格者の年齢階層別割合

年齢層は幅広いです。
20代後半から30代の方が多いですが、企業を勤め上げた後で社労士の資格を取って独立開業しようという方もいらっしゃいます。

職業別の割合を見ると、半数以上が仕事をしながらの合格ということがわかります。

社労士試験 合格者の職業別割合

社労士試験の流れ・受験資格など

実施日程

受験申込書配布

年4月中旬より
全国社会保険労務士会連合会試験センターにて配布

受験申込書受付

例年4月中旬より5月下旬まで
全国社会保険労務士会連合会試験センターへ郵送(配達記録郵便)又は窓口にて申し込み

受験票交付

例年8月上旬

試験日

例年8月第4日曜日
10:30〜11:50(80分)  選択式
13:10〜16:40(210分) 択一式

合格発表

例年11月初旬
合格者には合格証書を郵送するほか、受験番号を官報に公告。
厚生労働省、試験センター、都道府県社会保険労務士会に受験番号の掲示。
試験センターホームページでの掲載。受験者には郵送で成績等の通知あり。

受験地

北海道、宮城県、群馬県、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、石川県、静岡県、愛知県、京都府、大阪府、兵庫県、岡山県、広島県、香川県、福岡県、熊本県、沖縄県の19都道府県。所在地にかかわらず、希望受験地にて。

受験資格

学歴
  1. 4年制大学で一般教養科目の学習を終わった者
  2. 短期大学又は高等専門学校を卒業した者
  3. 大学(短期大学を除く。)において62単位以上を修得した者
  4. 修業年限が2年以上で課程修了に必要な総授業時間数が1,700時間以上の専修学校の専門課程を修了した者
  5. 全国社会保険労務士会連合会において、個別の受験資格審査により、短大卒と同等以上の学力があると認められる者
資格
  1. 行政書士資格を有する者
  2. 司法試験第1次試験に合格した者
職歴
  1. 公務員として行政事務に従事した期間が通算して3年以上ある者
  2. 公務員として労働社会保険諸法令に関する事務に従事した期間が通算して3年以上ある者
  3. 社会保険労務士若しくは社会保険労務士法人又は弁護士若しくは弁護士法人の業務の補助の事務に従事した期間が通算して3年以上ある者
  4. 労働組合の役員として労働組合の業務に専ら従事した期間が通算して3年以上ある者
  5. 労働組合の職員又は法人等若しくは事業を営む個人の従業者として労働社会保険諸法令に関する事務(ただし、このうち特別な判断を要しない単純な事務は除く)に従事した期間が通算3年以上ある者

受験手数料

9,000円

※上記は2008年(第40回試験)現在のものです。今後変更となる可能性もあります。

問い合わせ先

全国社会保険労務士会連合会 試験センター
〒103-8347 東京都中央区日本橋本石町3−2−12 社会保険労務士会館 5階
tel 0120-17-4864
ホームページ http://www.sharosi-siken.or.jp/

試験合格後は?

社労士試験に合格すると「有資格者」になります。この段階ではまだ「社労士」を名乗ることは出来ません。

実務経験が2年以上ある場合

全国社会保険労務士会連合会に登録、都道府県社会保険労務士会に入会→開業社労士or勤務社労士

実務経験が2年以上ない場合

事務指定講習(通信教育約4ヶ月間+講義4日間)→全国社会保険労務士会連合会に登録、都道府県社会保険労務士会に入会→開業社労士or勤務社労士

登録に要する費用

登録に要する費用は、各都道府県によって異なります。
東京都社会保険労務士会の場合は以下のとおり。

  • 登録免許税 30,000円 登録手数料 30,000円
  • 入会金 50,000円(開業) 30,000円(勤務)
  • 年会費 96,000円(開業) 42,000円(勤務)

詳しくは各都道府県社労士会にお問い合わせください。

以上、社労士資格の魅力と試験の概要についてでした!

社労士受験生応援メールマガジン

購読無料

2000年5月から配信を継続している、日本一読者数の多い社労士受験情報メルマガです(読者数:約6300名)。主な掲載内容は法改正・勉強方法・モチベーションUP方法など。

シャララン・コンサルティングのサービスを利用している会員さまのフォローアップ用としての機能も持ちますが、自社サービスの告知のみに留まらず、他社のサービス、セミナー、書籍の紹介もしています。

「社労士」というキーワードを広く捉えた情報発信が特徴で、合格後も継続して購読している読者が多数いらっしゃいます。

※いつでも登録解除ができます